徳島県徳島市 H様邸にて屋根漆喰補修工事を承りました!
担当からのコメント
徳島県徳島市 H様邸にて屋根漆喰補修工事を承りました!
H様邸は洋風のセメント瓦です。日本瓦でないのに漆喰を使っているの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、
劣化の具体的な状況をご紹介します。
【施工前の状態】
既存の漆喰は屋根と同色で塗装をされているので、下からは見えづらいのですが、点検するとこのような状態でした。

棟の冠瓦の下は「面戸」と言います。
このように表面が荒れて細かな砂が流れ出てしまい、粗い土が見えていてスカスカな状態でかなりもろくなっています。

深めのひび割れもありました。
棟は屋根の大きな面と面の境目で、平たい瓦を敷けない部分です。屋根がとがっている部分といったらわかりやすいでしょうか。
木の下地を入れてまわりに葺き土を成形した上に冠瓦を被せて、木下地につながった銅線等で固定しています。
その冠瓦の下、土の側面部分を漆喰で覆って、雨水で土が流れ出てしまうのを防いでいます。
ここが劣化すると棟の内部に水が入り、少しずつ土が流れて瓦のズレや浮きにつながります。
であればここをゴム材やコーキング材で覆ってしまえばいいのではないかと思うかもしれませんが、
水分が抜けない素材を使ってしまうと中の木が腐ってしまい、棟そのものが崩れてしまうことになりかねません。
その点漆喰は多孔質構造によって呼吸作用があり、最適な素材と言えます。
漆喰は昔の素材のようなイメージをお持ちかもしれませんが、今でも使う理由があるわけです。
H様邸は棟が合流するところにも漆喰が使われていました。
この部分は三又の瓦を使われているお宅もあり、お家ごとに確認が必要です。
下からの遠目ではプロであれば判別できますが、屋根の構造を知らない方にとっては気づけないところだと思います。
まさかここまで傷んでいるとは思われていなかったようでした。
かなり漆喰は劣化していて、乗っかっているだけのような状態です。
隙間を塞ぐはずの箇所に隙間があり、よくない状態であることがわかると思います。
屋根の上は雨と風、夏の灼熱と冬の凍結とかなり過酷です。
漆喰は15年くらいが補修の目安です。
今回は漆喰で防水処理をされている箇所をすべてきれいに修繕することになりました。
【施工後】
面戸漆喰の修繕は、冠瓦をいったん取り外して浮いた漆喰やもろい漆喰を取り除いてから塗り直し、
隙間をしっかり塞いでから冠瓦を再度固定します。

三又の部分は、箇所により漆喰で塞いでいる形状が異なり、新しいものもそれに準じて成形しました。


しっかり水の侵入を防ぎつつ、漆喰の呼吸効果によって微細な隙間から入った水分も逃がすことができます。
これで棟はひと安心です。
この度はご依頼いただきありがとうございました。
皆さまのお宅の漆喰はどんな状態ですか?
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| 施工内容 | 屋根漆喰工事(面戸漆喰・集合漆喰) |
|---|---|
| 使用材料 | 屋根用しっくい |
| 工事日数 | 2日 |
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